8月8日iiMaquetの店舗でインターンシップのオリエンテーションを行いました。
これに先駆けてInstagramでは学生の募集をしており、有難いことに6名ほどの応募をいただきました。
当日はオンラインと対面のハイブリッド形式でお店の紹介やインターンシップの説明をし、参加者の皆さんとの顔合わせを行いました。
今回インターンシップを行うことになった理由として、学生が普段大学で学んでいる食品ロス、社会問題、についての知識を実社会の中で活かせる
機会を作りたいという思いから始まったのです。
また様々な新鮮なアイデアをiiMaquetというステージを土台として実験できるのであれば
iiMaquetもまた「食品ロスを救う」という直接的な社会への貢献以外でも、役に立てるのではないかという意味合いもありました。
当時は、参加してくださった学生がそれぞれ大学での専攻や興味分野をお話ししてくださり、大変興味深い時間となりました。
応募してきてくださった理由として、
「お店を利用したことがあり、取り組みに共感した」
「先輩がお店を利用していて、インターンを勧めてくれた」
などiiMaquetが考える「食べられるのに捨てられている食品を救いたい」という純粋なメッセージの部分が届いているかもしれないとのことで
大変嬉しく感じています。
広告も出している訳でも、大きな会社である訳でもありませんが、このようにリアルな繋がりから今回のように来てくださるということに
尊さを感じます。
「食をまっとうすることは、命をまっとうすること」
食べることは人間の1番の基本であり、切っても切れない存在です。
どこにでも食べ物がありふれ、それをはるかに超えて余る。
本当は大変貴重であるはずの食べ物が、当たり前を通り越して時には邪魔にもなるような時代です。
いくら、「食は大切だよ」と言ってもリアルな体感としてそのありがたさを感じることは難しいです。
いつでもどこでも食べ物がある現代の便利な食事情のトレードオフとして、その大切さを感じる心を失ったのかもしれません。
これから深刻になる食糧事情。
人口が更に増え、今のままでは食べ物にアクセスできる層だった人々も、一部の人に食料が集中する、加えて全体的な量が足りず
なかなか食べ物を得ることができない状態になると言われています。
何か大々的な革新的なアイデアが一つ爆発的にヒットするよりも、「一人一人が本当に必要な分を感謝して食べる」
という小さな心がけを行うことが食べ物にアクセスできる人を増やし、悲しくも捨てられてしまう食べ物の量を減らし、
環境負荷も同時に減らしていくのではないでしょうか。
今回のインターンでは、学生それぞれが考える「これからの社会のために食品ロスを減らすことのできる現実的な施策」のアイデアを
iiMaquetを舞台に考えていただきたいと思います。
iiMaquetが行うインターンでは、これから就活をするときの経歴を埋めるための経験ではなく
これからどのようなスタンスで今の社会と向き合っていくか
そんなことを考えるきっかけになればと思っています。