その国産の作物は本当に国産ですか?

Table of Contents

先日大阪にある自然栽培を行っている農家さんでのお話し。
今回はその第一弾。

私たちが普段「国産だから」と買っているお野菜の一部に隠されたお話を。
そこから見えてくる食料自給率の数字トリックと自然栽培の有効性について。

日本の農業における内訳は
・慣行農業(一般的な農薬や肥料を使った生産方法)が約99.5%、
・オーガニック約0.5%となっています。

しかし慣行農業(農薬や化学肥料が使われたいわゆる一般的な生産方法)で使われる農薬や肥料のほぼ100%が輸入です。
よって、いくら日本で育てられたといってもこれは海外からの農薬や肥料の輸入が途絶えてしまうと育てられなくなるので
食料を自給しているということには換算できないはずです。
したがって農業全体の99.5%を支えている慣行農業は国産とは言えないという意見もあり
それを踏まえると日本の食料自給率約38%は本来もっと低い数値が出てもおかしくありません。

ここで考えたいのが、 「オーガニック(有機栽培)を増やしていけば食料自給率をもっと上げることができるのではないか!」という意見です。
答えはオーガニック栽培を増やしても日本の食料自給率を増やすことはかなり厳しいということです。

要約は以下です。
・オーガニック栽培では、化学肥料の代わりに厩肥(きゅうひ)を使用している
・厩肥を作るには家畜が育つ必要があるが、家畜が食べているご飯がほぼ100%輸入である

それぞれ詳しくみてみましょう。
オーガニックでは制限がかけられている化学肥料の使用を控えている代わりに、家畜の排泄物を活用した厩肥(きゅうひ)を多く使用します。
厩肥は牛さんなどの家畜が飼育されているから作られるものです。

では、この家畜はどのように育てられているのでしょう。
家畜はほぼ100%海外から輸入している飼料をご飯として食べて育っているのです。
先ほどの慣行農業と同様、飼料の輸入がストップしてしまうとそもそも日本の家畜はほとんど生きていくことができず、そうすると同時に厩肥も作ることができません。

となると、これもまたオーガニック野菜なども国内で作られているかもしれないけれど
自給率に換算できないのではないでしょうか。

となると残るは自然栽培。
自然栽培は肥料や農薬などを使いません。これぞ本当に国産と言える野菜ができます。

※もちろん中には、きっちりと日本国内の肥料を使い日本国内で完結するように日々工夫をされている農家さんもいらっしゃいます。

スーパーで並んでいるお野菜は確かに産地表示として日本国内の都道府県の名前が書かれているかもしれませんが、正真正銘全て国内で簡潔している作物というのは少ないということが分かります。

日本は食料自給率を2030年までに38%→45%にする目標を立てています。
これを数字だけでなく、本質的に達成しようとするならば自然栽培を推奨していくことが重要になってくるのではないでしょうか。

Share:

Share on facebook
Share on twitter
Share on pinterest
Share on linkedin

SNS

Most Popular

Get The Latest Updates

LINE@の
登録はこちら

Categories

On Key

おすすめ記事

LINE登録で最新情報をGET