先日「夏休み親子ソーシャルショップ体験」を行いました。
参加者は1日2組限定で、
①お店の開店準備、
②座学、
③レジ打ちなどお店番体験の
3つに分けて食品ロスの現状についてお伝えしました。
この企画が始まったきっかけは、「食品ロスが問題になっていますよ」「食品ロスが出ないように普段の生活の中で気をつけましょう」と
言葉で伝えたり店内掲示で表示しても、自分ごととして捉え実際の行動までに影響を及ぼすことが難しいという現状を
打破したいということでした。
iiMaquetは店舗を抱えているというところを活かして、実際に店舗に来てもらい
食品ロスを削減している現場を見て、触れて、そこで学ぶことでリアルな体験としてお伝えできるのではと考えました。
第一回目は8月14日(土)に行い、小学校高学年の2組の親子が来てくださいました。
座学の部分では、細かな数字を扱う部分(例えば1年間に日本では620万トンのロスが出ている、など)もありましたが
最後まで真剣に聴きながらメモを取ったり質問をしてくださったりと熱心に取り組んでいただきました。
開店準備やレジなどのお店番に関しては、普段お客さんとしてスーパーに行くことしかなく食品がどのようにお店に並ぶのかを
知る機会は無いに等しいので
店頭に食品が並ぶまでに多くの人が関わり、地道な作業の上にお客さんの元に届いているということが伝わったかと思います。
一度この作業を経験すると、普段自分が何気なく手に取り食べている食品にも
どうしてか命が宿ったような気がするもので
簡単に捨てたり、余らせたりすることができなくなるものです。
どうしてでしょうか、これまではただ当たり前にあるモノだったものにも意思があるように
食品が私たちに向けて何か訴えかけているような気がしてならないのです。
「食品ロスは問題なんだよ」「大変なんだよ」というような危機を煽るようなことを言うよりも
それぞれのモノの大切さを伝える方が
積極的に、かつ希望ある未来を描きながら自分で工夫し
持続的にこれからも共存していける方法を思いつけるのではないかと思います。
こうやって各自が導き出した策はきっと誰かに言われなくてもその方の中に生き続けると信じています。
実際に参加してくださった親御さんからお家に帰って連絡をいただき
お子様が、学んだことをまとめたものを自ら作ったりご飯を大切に食べるようになった
というような具体的な変化があったと教えていただきました。
今回の取り組みはiiMaquetとして初めてで、また当日の運営はほとんどインターンとしてiiMaquetに参加してくださっている
学生が担当してくれました。
天晴れです。
今回は夏休み限定ということで施策も含めて行いましたが今後は土日に行う定期イベントとして
継続的に行っていきたいと思います。