こんにちは、iiMaquetの山田舞です。
今日は、最近よく聞くようになった言葉。「オーガニック」「有機」という言葉の本当の意味をもう一度確認したいと思います。
商品パッケージや、通販サイトやブランドでの売り文句として多く見かける様になった「オーガニック」「有機」という言葉。
みなさんはどのような意味なのか説明できますでしょうか?
私も正直この記事を書くまでは、明確に知っている訳ではありませんでした。
「環境に配慮された、」「農薬や化学的な肥料の使用が制限されている、」おおよそこの程度でした。
今回「有機」について取り上げることになったきっかけは
またお客さんが「やっぱり有機は痛むのが早いね」「有機は高い」「有機じゃなくて、普通の方はありますか?」と
おっしゃっているのを聞き「有機の本当のところを知りたい」と思ったことです。
まずは簡単に栽培方法を大まかに4つに分けて全体を把握します。
・慣行栽培
・限定栽培
・有機栽培
・自然栽培
・慣行栽培(一般的な栽培方法)
化学合成農薬、肥料、土壌改良剤などが使用されています。スーパーで主に販売されている野菜はこれに当たることが多いです。
・限定栽培
慣行栽培で使用されている農薬肥料などに関しておおよそ半分の使用に留められています。
しかし具体的な規定があるわけではありません。
・有機栽培
化学的に作られてた農薬や肥料を使用せず、また遺伝子組み換え技術を利用していないことを基本とし農業生産に由来する環境負荷を
なるべく少なくした栽培方法。
化学肥料や農薬を使用することなく2年以上経過した土で栽培します。
日本では、「有機農産物」として表示するには、国で定められた「有機JAS規格」の認定を受ける必要があります。
・自然栽培
自然農法とは、耕さず(不耕起)、除草せず(不除草)、肥料を与えず(無施肥)、農薬を使用せず(無農薬)に作物を栽培する方法です。
最近で有名になったのは「奇跡のリンゴ」があります。世界で初めて農薬や肥料を使うことなくリンゴの栽培に成功しました。
自然農法は農家によって差があり、有機栽培のように明確な定義があるわけではありません。
しかし自然の中では虫が来たり草が生えたりする環境の中で、自然の力と植物が本来持つ立派な力を生かして栽培します。
まとめると、有機、オーガニックは農薬や化学肥料に頼らず、太陽・水・土地・そこに生物など
自然の恵みを生かした農林水産業や加工方法を指しており、
ただ農薬や肥料を減らし人のためを思った栽培方法というよりは、自然との調和、これからの未来に向けて安全かどうかよいうよりも
自然が循環できることを第一に捉えています。
私たち消費者はこれから、安くて見た目が綺麗!ということよりかは
作物の製造方法に関しても知識を持ち、自然のことこれからの未来のことを考えている
農家さんと共に社会を作っていきたいですね。
目先の自分の利益だけではなく、もう一歩広くて長い視野を持ち
日々の生活における行動を今一度見直したいものです。